【初心者のための】音楽はじめよう!「歌ってみた動画」編
目次
こんにちは!YMS広報部です。
ボーカリストとしてデビューしたい!と思っている人ならきっと、
いつか「歌ってみた動画」を作ってみたいと考えていると思います。
米津玄師さん、Adoさん、そらる&まふまふさん、天月-あまつき-さんなど、
人気アーティストの中には「歌ってみた動画」で人気になった方々も少なくありません。
必要な機材とソフトさえあれば
「歌ってみた動画」は誰でも気軽に投稿できます。
カラオケアプリを利用すれば、スマホ一台で作ることもできますが、
良い動画を届けるには、良い音質で録音する必要があります。
(スマホでは「電話の音質」になってしまうというと分かりやすいでしょうか)
そのために、みなさんスマホのマイクではなく、しっかりとしたマイクを準備されているんです。
ほかにも、自分の音声を編集するには、まだまだパソコンのソフトでなければできないことが多いです。声のツヤ・雰囲気だけでなく、少しくらいの音ズレや、リズムの乱れなども簡単に治せてしまうので、みなさんパソコンで編集されているんですね。
ということで今回は、
よりしっかりと「歌ってみた動画」を作るための方法を紹介します!
「歌ってみた動画」を作るために必要なもの
動画を作る際に必要なものは、以下のものになります。
●機材
・パソコン 音源の録音、編集をする
・マイク 声を綺麗な音で入力する
・オーディオインターフェース マイクとパソコンをつなぎ、音源を高音質で録音する
・マイクスタンド マイクを固定する
・ヘッドホン(イヤホン) 録音時にカラオケ音源を聞く
・スマホ or カメラ 自身の映像を撮影する
●ソフト
・DAW(録音ソフト) ボーカル音源を録音するソフト
・カラオケ音源 歌いたい曲の音源
・動画編集ソフト 歌詞を入れる・編集する
それでは、作り方の手順を紹介していきます。
1.必要な機材をそろえる
機材は、よほど古いものでなければ
まずは自宅にあるものを使ってもいいでしょう。
特にパソコンなどは高価なので、
ご家族が使っているものがあれば
貸してもらうほうがいいかもしれません。
絶対に必要なものとしては、
パソコン、ヘッドフォン、スマホ
だけでも成立します。
マイクは本来「パソコンに直接させるもの」ではないため、
そこでオーディオインターフェースという機材が必要になります。
最近はUSB形式で直接パソコンに刺せるマイクもありますが、
どちらかというと会議用で、歌の録音には適していません。
このマイクとインターフェイスのどちらかがバランスが悪いと
音質にも影響を与えます。
さらにパソコンが古いと起動できなかったりしますので、
まずは楽器店員さんや配信者さんなど、実際に利用されている方に聞いてみることをオススメします。
楽器店や通販サイトなどで、
初心者向けにセット売りされていることもあるので
予算がない場合には、そのようなものもアリかもしれません。
2.DAWをダウンロードする
DAWはデジタル・オーディオ・ワークステーション(Digital Audio Workstation)の略で、パソコンを使って音楽制作・編集をする際に使うソフトの総称です。
プロ仕様で多機能のものから、無料のものまで
さまざまなDAWがリリースされています。
「歌ってみた動画」の音源を録音する際には、
まずは無料のものでも問題ないでしょう。
今後、
ボーカルにエフェクトをかけたい!
いろんな楽器の音も編集したい!
という場合には、有料のソフトを利用することをオススメします。
3.カラオケ音源をダウンロードする
自分が歌いたい曲のカラオケ音源を探して、ダウンロードしておきましょう。
ニコニコ動画やYouTubeで活躍されているボカロPさんの中には、
プロフィールページなどでカラオケ音源を提供されている方もいらっしゃいます。
最新のヒット曲に挑戦したい場合は、
YouTubeでカラオケ音源を提供しているチャンネルがいくつかあるので、
そこからダウンロードしましょう。
ただし、その際は使用時の注意点などをよく読んでおきましょう。
芸能人や有名配信者が公開しているからといって、
誰でも利用OKということではありません。
無料で利用できるといっても、公開範囲が決められている場合がありますので、
必ず概要欄や、提供HPの注意をしっかりと読んでください。
4.機材をセッティングする
マイクとパソコンをつなぐために、
「オーディオインターフェース」という機材を使います。
「オーディオインターフェース」は、
マイクのほか、ギターやベースなどの楽器にも繋ぐことができます。
ボーカルや演奏を高音質のまま入力するための機材で、
パソコンを使った音楽制作には欠かせない機材です。
高価なものほど音質が良い傾向にありますが、
値段をみればキリがないので、まずは評判の良いものや、周りで使っている人が多いものなどで選んでみると良いと思います。
5.録音する
いよいよ録音です。
カラオケ音源をスピーカーから流して録音すると、
声だけでなく、音源も録音されてしまうため、音質が悪くなってしまいます。
ですので、
ヘッドホンやイヤホンでカラオケ音源を聞きながら、
「自分の歌声だけ」録音します。
録音は、雑音が入らない場所で行いましょう。
自室などで行う場合は、エアコンや換気扇の音が入らないように気を付けてください。
カラオケ店は、他の部屋からの雑音が聞こえることが多々ありますので、場所選びに注意。
近くにあれば、音楽スタジオで行うのがオススメです。
6.MIXする
MIXとは、録音した音源を完成させるためにパソコンで編集することです。
録音したボーカル音源の中から、ベストな部分を切り取って繋げたり、
ボーカル音源とカラオケ音源を統合したり、
さまざまな効果を使って楽曲のイメージを整えたりする作業です。
自分の声をよりよく聞かせることができるため、
編集は慣れてくるととても楽しいのですが、逆にキリがない作業でもあるので、
最初はとても時間がかかってしまうと思います。
「ちょっと編集は大変そうだな」という方には
このMIX作業を専門的にやってくれる方もいるので、
そういう人に依頼するのも、ひとつの方法です。
(歌うだけに特化して、MIXは他の人に依頼するという方も少なくありません)
もちろん、まずは自分でコツコツやってみるのもいいでしょう。
7.動画編集する
音源が出来上がったらようやく動画編集です。
ここもスマホだけで作ることができますが、歌詞を入れたり、エフェクトをかけたりと色々な編集をしたい方にはパソコンをオススメします。
DAWと同じく、動画編集ソフトにも沢山の種類がありますので、
ネットでの評判も見ながら、目的や予算に会ったものを選んでください。
8.アップロードする
音源・動画が出来上がったら、いよいよアップロードです。
ニコニコ動画やYouTubeでアカウントを作成し、
それぞれの手順に沿ってアップロードすれば、
あなたも「歌い手」の仲間入りです!
おわりに
いかがでしょうか。
こうしてみると、初めての方にはとても大変そうに見えたかもしれません。
少し質を高めたいというだけで、これだけの機材や工程が必要になるので、
まずはスマホだけでカラオケアプリやInstagram、YouTubeに投稿してから
本格的に挑戦してみるのでも良いかと思います。
まずは、動かなければなにも始まりません!
YMSでは、このような「歌ってみた動画」制作などを中心に学べる
「ボーカル&ミュージッククリエイター専攻」があります!
難しそうに見えた作業も、ちゃんと教えてもらうことができればすぐに慣れることができます。
動画制作の手順のほか、
ボーカルや作詞・作曲などの技術や知識も磨くことができます!
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合せください!
それでは!