センパイノオト番外編~YMS職員の場合③~
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こんにちは!YMS広報部です。
さまざまな現場で活躍中のYMS卒業生を紹介する「センパイノオト」。
特別編第三弾は、YMS教務部で働いている
17期生・奥津勇人さんをご紹介します!
吹奏楽の生演奏に感動し、パーカッションをはじめる
楽器を練習できるようになりたい!と初めて思ったのは、中学校に入学した直後でした。新入生歓迎会で吹奏楽部の演奏を観て、「カッコいい!」と感動したんです。大勢で一つの音楽を奏でていること、迫力のある演奏に圧倒されて、吹奏楽部への入部をその日のうちに決めました。
吹奏楽部で担当したのはパーカッション。鉄琴や木琴を中心に、さまざまな打楽器を練習しました。そのころ、ドラムはまだ触る程度でしたね。
この吹奏楽部は、過去に大きな大会で良い成績を収めたことがあったため、毎日の練習は割とハードでした。中学を卒業しても楽器は続けたいけど、少しペースダウンしたいと思うようになり、高校では軽音学部に入部しました。
バンドの演奏を、リズムで引っ張るのが楽しい
高校の軽音学部で組んだバンドで、いよいよ本格的にドラム練習に取り組むことに。スムーズに演奏できるようになったのは、吹奏楽部でのパーカッションの経験があったから。バンドとして演奏することはもちろん、その演奏をリズムで引っ張っていくみたいな感覚も楽しくて、どんどん夢中になっていきました。
当時はMy Hair is Badや凛として時雨など、カッコいい系のロックバンドをカバーしていました。文化祭のステージに立った時には、大勢から拍手をもらえたのが嬉しかったです。
そんな調子でバンド活動に明け暮れていたら、いつのまにか卒業が目前に迫っていました。当初は就職しようと考えていたのですが、親から「本当に就職でいいの?自分の好きなことをやってみたら?」と言われて。それならドラムを続けてみようと思って専門学校へ進学する道を選んだのです。
コロナ禍の真っただ中に入学し、練習に没頭する日々
YMSに入学したのは、2020年4月。ちょうど新型コロナウイルスが猛威を振るっていた頃で、しばらくは対面授業が少なかったですね。自宅やスタジオでひたすら練習する日々が続きました。
オンラインや対面の授業では、ドラムの基礎をしっかりと教えていただきました。「自分では上手いと思っているかもしれないけど、この辺がダメだよ」「こうしたほうが良くなる」など、率直に指導してもらえるのは初めての経験でした。言われたとおりにやってみると、実際に良くなるのが自分自身でもわかったので、「先生の言うことを聞いていれば、上手くなる!」と思えるように。アドバイスされたことの一つひとつを大切にしながら、勉強や練習に取り組んだ2年間となりました。
在学中の一番の思い出は、卒業ライブです。ライブハウスを貸し切って、それぞれの演奏を同級生や先生たちと聞くというものでした。それまではオンラインでのライブ演奏が多かったため、久々に人前で演奏できたことが嬉しかったです。
TAとして、先輩として、ドラマーとして
現在はYMSの教務部で働きながら、ドラマーとしての活動を続けています。私が在学していた時期は、コロナのため先輩・後輩との交流があまり持てなかったので、いまTAとして在校生と関われるのが嬉しいです。一緒に練習したり、イベントに参加したりできるのがめちゃくちゃ楽しいですね。
私自身は、レコーディングの現場で活躍するスタジオミュージシャンをめざしています。どんな要望にも応えられるためには、高い演奏力と多彩な表現力が必要です。その力を磨くために、積極的にセッションに参加しながら、他のミュージシャンや音楽業界の人たちとのコネクションづくりに励んでいます。夢を実現できるように、これからも頑張っていきたいです。
音楽が大好きな人たちへメッセージ
ミュージシャンとして活躍していくためには、それ相応の実力が必要です。遊びたい気持ちをグッと抑えて、毎日コツコツと練習しなければいけません。大好きな音楽で生きていくために、苦手なことも克服しながら頑張っていきましょう。「先輩」として応援しています。