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横浜ミュージックスクール

おすすめ3曲!「失恋J-pop」編

目次

こんにちは!YMS広報部です。

時代を越えて語り継がれる名曲をテーマ別に紹介する「おすすめ3曲!」。
今回は「失恋J-pop」です。

これまでにリリースされてきた「失恋J-pop」はたくさんありますが、
独断と偏見で、心を癒してくれるおすすめの3曲をご紹介します!
主人公の性別は女性だったり男性だったりしますが、
ご自身に置き換えて読んでみてください!

HY「366日」

2000年に結成された沖縄出身バンド、HY。
彼らの代表曲とも言えるのが、2008年にリリースされた「366日」です。

この曲の作詞作曲を務めるのは、「恋愛の神様」とも呼ばれている仲宗根泉さん。
最近では、飾らない「姐さんキャラ」としてYouTubeやバラエティ番組などで活躍されているイメージが強いかもしれませんね。

この曲の特徴は、曲の構成にあると思います。
一般的な楽曲の展開としては、
Aメロ、Bメロ、サビがセットになって1番、2番と繰り返されて、
間奏を挟んでサビというものが多いです。

でも、この「366日」では、
1番はAメロが2回繰り返されてBメロで終わり、
2番ではAメロ、Bメロ、サビが2回繰り返され、
間奏を挟んでサビを繰り返すという少し変わった展開になっています。

歌詞の主人公は、運命の相手だと思っていた人と破局した女性です。
冒頭のAメロでは、「それでもいいと思える恋だった」と、自分に言い聞かせるように歌いだします。でも、Bメロでは「あなたがまた 私を好きになる そんな儚い 私の願い」と、諦められない心情を吐露します。

2番では、自分に言い聞かせるAメロが減って、諦められない心情を語るBメロパートを繰り返し、サビでついに「怖いくらい覚えているの あなたの匂いや しぐさや全てを」と、抑えられない感情が爆発するような展開となります。

このドラマチックな展開など、聴く人の共感を得られる歌詞で作られた楽曲だったからこそ、たくさんの人たちに支持されたのではないでしょうか。

Official髭男dism「Pretender」

言わずと知れた人気バンド、Official髭男dismの出世曲ともいえる「Pretender」。
もしかすると、メロディやアレンジがキャッチーすぎるので、失恋J-popだとは気づいてない人もいるかもしれません。

Pretenderは「演じる(〇〇なフリをする)」という意味があり、
まさに「振られても辛くないフリ」をする、「本当は深く傷ついているけれど前向きに行こうと振舞っている」といった世界観なのでしょうか。

この楽曲の主人公は、「憧れの人」に振られてしまった男性です。
お付き合いできたあとで振られているので、心に負った傷は深いのではないかと想像できます。

悲惨な状況にもかかわらず、さわやかさを感じられるメロディやコード、世界観が大きく広がるようなアレンジのおかげで、どっぷり悲しみに浸っている感じはなく、むしろ前向きな印象さえ与えてしまっているのが、この曲の凄いところです。

また、「人生柄」などの独自の表現、「痛いや いや 甘いな いやいや」などのリズムや発声にマッチすることを優先した言葉選びを盛り込んだ、耳に残る歌詞も特徴のひとつだと思います。

2019年の大ヒット曲でもあり、いろいろなメディアでこちらの楽曲について解説がなされていますので、気になる方は他にも検索をしてみてください!

竹内まりや「元気を出して」

いま、世界的に注目を集めている、日本独自の「シティポップ」というジャンルを知っていますか?

「シティポップ」とは、「都会的な雰囲気を感じさせる1970年代後半から1980年代にかけて日本で流行した楽曲」の数々を指しています。

音楽アプリ「Spotify」では、松原みきさんの「真夜中のドア〜Stay With Me」(1979年発売)
という楽曲が、2020年代になってからグローバルバイラルチャートで1位を獲得しました。
なんと、レコードとしてリリースされてから40年後の快挙だそうです。

大瀧詠一さんや山下達郎さん、荒井由実(いまの松任谷由実)さん、林哲司さんなどとともに、「シティポップ」というジャンルを創り上げてきたのが、竹内まりやさんです。

2020年に、彼女の楽曲が各種サブスクサービスでも解禁になりました。
「元気を出して」は、そんな竹内まりやさんの代表曲のひとつです。

ここまで紹介しておきながら、「元気を出して」はシティポップのキラキラしたイメージとは正反対の、シンプルな編成で演奏される落ち着いた曲調ですが、この曲の凄いところは「サビ」と「Aメロ」しかないところです。

歌詞の中では、失恋した女性に寄り添って、励ましの言葉を投げかけていきます。
メロディアスで印象的な「サビ」と「Aメロ」を繰り返していく構成から、
恋に破れた友達を、時間をかけて励ましているようなリアリティさを感じられます。

こんなシンプルなのに、心に残る曲を作れるって、凄いですよね…。

ちなみに、素晴らしいシンガーのMay.Jさんが「元気を出して」をカバーしています。原曲よりも少しシティポップさが追加された素晴らしいアレンジとなっていますので、ぜひご覧ください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
一口に「失恋J-pop」といっても、いろんなタイプの楽曲がありますよね。
そしてヒットソングには、たくさんの人を惹きつける要素が込められています。

YMSでは、そのような楽曲づくりに必要な理論や知識をしっかり学ぶことができます。
もちろん、ギターやベース、ドラム、キーボード、ボーカルなど
演奏や歌唱の技術を身につけられる授業も多彩に用意しています。

失恋だけでなく、あなたの心に深く残っている経験をもとに楽曲を作って、
たくさんの人に共感してほしい!と思ったことがある方は、
YMSのホームページをチェックしてみてください!

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この記事を書いた人

YMS広報部YMS広報部

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