こんにちは！YMS広報部です。

YMSで音楽を学んだあと、
社会で活躍している「センパイ」たちを紹介するこの企画。

特別編第二弾となる今回は、
YMS教務部に勤務する
17期生・多田夏輝さんをご紹介します！

私がはじめて音楽に夢中になったのは、小学校に上がる前。年長さんの頃、ディズニーランドのショーで踊っていたダンサーのパフォーマンスに「ひとめぼれ」したことをきっかけに、ダンスを始めました。そこから、音楽にも興味を持つようになったんです。

転機になったのは、小学校4年生のころ。両親は高校の軽音学部で出逢ったそうなんですが、2人ともLUNA SEAが大好きで、私もライブに連れて行ってもらったことがありました。

ロックバンドのライブをはじめて観て、演奏はもちろん、照明、演出などの全てに衝撃を受けました。なかでも特に興味を惹かれたのが、ドラムです。両親に頼み込んでドラムセットを買ってもらい、独学で一生懸命に練習するようになりました。

最初の頃はなかなかうまく叩けず、悔しい思いをすることが多かったです。でも、その時はとにかくドラムを叩くことが楽しくて。「絶対にLUNA SEAの『ROSIER』を演奏できるようになるんだ！」と夢中になっていました。

中学になるとYouTubeが一般的に利用されるようになってきて、ドラム演奏に関する動画を観ながら練習するようになりました。その傍らで、父親のギターを借りてコードを練習したり、作曲したりしていました。

高校では軽音学部に入りました。1年生のときはドラムをやっていたんですけど、しばらくするとバンドが解散することに。新たにバンドを組む時、周りにギターができる人が居ませんでした。一方でドラム希望者は、私のほかにもう一人いて。「ギター弾けないの？」って聞いたら、「全く弾けない」と言われてしまい、「それなら自分がやるしかないか」と、軽い気持ちでギターを引き受けたんです。当時はKANA-BOONや、ハチ時代の米津玄師さんの曲をコピーしていました。

進路を選ぶ時期になっても、「一人でもネット上で音楽活動はできるし、卒業後はそんな感じでやっていこうかな」と考えていたのですが、周りのバンド仲間が専門学校に行くって言い始めたんです。じゃあ、私も行ってみようかなと選んだのがYMSでした。

YMSではギター専攻で、ギターを中心にしながら作曲についても学んでいました。ずっと独学でやってきた私にとって、先生方から「ここが甘いね」とか、「もうちょっとこうした方がいい」と具体的に指導されることは新鮮で、とても勉強になりました。

特に印象に残っているのは、ギターの授業でアドリブに挑戦したときのことです。音源通りにコピーはできても、自分なりにアドリブで演奏することが難しくて。スケールなどの音楽理論的なところを全く学んでいなかったので、しばらくはとても苦戦していました。

作曲に関しては、比較的褒められることが多かったです。中学時代の作品は誰にも聞かせたことがなかったんですが、YMSの先生からは「こうした方がもっと良くなるよ」とポジティブに指導されたことは自信になりました。

当時は新型コロナウイルスの影響で、教室にクラスメイトが集合するということは少なかったです。「アンサンブルミュージック」という授業で、バンド形式で演奏したり、学園祭に出演したりということはありましたが、本格的なバンド活動は残念ながらできませんでした。それでも、YMSでは素晴らしい仲間との出会いがありました。今は、彼らとバンドを組んで、デビューをめざして頑張っています。

いま活動しているバンドの目標は、Mrs. GREEN APPLEのような今までになかったような楽曲の制作や、ステージングを行うこと。メンバー全員が働きながら、その活動に励んでいます。私自身がたくさんの音楽やステージから元気をもらったように、多くの人たちの支えになるようなバンドになりたいと考えています。

現在はメジャーデビューに向けての道を模索している段階です。困ったときに頼りになるのがYMSの先生方です。事務所のこと、演奏のことなどについて相談できる人が身近にいることは、とても恵まれていると思います。

教務部の職員として、YMSの現役生と接する機会が多々あります。みなさんが校内でワイワイと楽しそうに通われている姿を見ると、少し羨ましいなという気持ちになりますね。

音楽をやっていくうえで一番大切なのは、人と人との繋がりだと思っています。YMSにはマンツーマンでの授業をはじめ、先生方と密にコミュニケーションできる機会が多いです。少人数制だから、みんなと仲良くできる。このアットホームな環境は、他の学校にはない良い部分だと思います。

そんな環境を求めている人は、ぜひ体験入学に来てみてください！