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横浜ミュージックスクール

YMS Teacher File④ボーカル&ミュージッククリエイター専攻 Kento先生

目次

こんにちは!YMS広報部です。

YMSの先生方を、インタビュー形式で真面目に紹介するこの企画。
第4回では、ボーカル&ミュージッククリエイター専攻のKento先生に登場していただきます。

Kento先生プロフィール

本校在学時から様々なジャンルのバンド、アーティストのサポートとして活動を行う。現在はドラマーと並行してソロプロジェクト(kenbunton project)の楽曲制作、ライブ活動を精力的に行っている。

ドラム一筋だった学生時代

ドラムという楽器の魅力に初めて気づいたのは、小学生の頃でした。中学校の文化祭で、先輩方のステージを見たときに、なぜかドラムにしか目が行かなかったんです。音はもちろん、ドラムを叩く姿がカッコよかったんですよね。

中学生になってからは毎日、昼休みに音楽室にあるドラムセットを使って練習していました。田舎の学校だったので、全校生徒は30人程度。軽音楽部すらなかったので、音楽の先生からアドバイスを頂いたり、教則本を参考にしたりしながら、一生懸命練習していました。家ではマンガ雑誌にガムテープを巻いたものをひたすら叩いていましたね(笑)。

そんなことをしていたら、先輩方から「文化祭で一緒に演奏しないか」と誘われて、参加することになりました。当日披露した曲は、Hi-STANDARDの「MY FIRST KISS」。人前で演奏するのは初めてだったんですけど、いろんな人から「良かったよ!」って褒められたのがとても嬉しかったですね。そのときの緊張感や高揚感は、いまでも忘れられません。

高校でも同じ先輩に誘われて、文化祭で演奏することになりました。中学と比べると規模が大きいし、お客さんも多い。そんな中で演奏したら、やっぱり楽しくて。大学で英語を勉強しようと思っていたんですが、音楽の道に進むことも考えるようになりました。

音楽に浸ったYMSでの2年間

音楽を学ぶなら、大都会に出たい。どうせなら、大阪より東京が良いと考えて、高校卒業後に上京することを決意。東京の専門学校もいくつか見学したあとで、最後に訪れたのがYMSでした。そのときにマンツーマンレッスンの体験をさせてもらって、「少人数でしっかり学べそう」だと思って、入学することにしました。

YMSでは、音楽にどっぷり浸れた2年間を過ごすことができました。
先生方の丁寧な指導は、独学でやるより、上手くなるのが早かったですね。第一線で活躍してきたプロの凄さを実感しました。

在学中にオーディションを受けたり、学びと並行してバンド活動を行ったりできたことは、とてもよかったです。それらの経験は、卒業後にいかすことができました。

挑戦が、大きな成長に繋がった

卒業後は、フリーのドラマーとして活動していました。24歳の頃まではドラム一筋だったのですが、もっと活動の幅を広げていきたいと考えて、ギターやキーボード、作曲、DTMなど、新しいことにも挑戦するようになりました。最近では映像編集も勉強しています。

新しいことにチャレンジするには、エネルギーが必要です。でも、それらの経験の全てが、ドラマーとしてのスキルアップに繋がるんですよね。他の楽器ばかり練習して、しばらくドラムを触らなかったとしても、なぜかドラムが上手くなっているんです。自分の中にあったドラマーとしての課題をクリアできていたこともあります。

それはおそらく、他の演奏者のプレーや、楽曲構成をより深く理解することができるようになるからだと思っています。「このフレーズは、こう弾きたいよね。じゃあドラムはこう叩こう」みたいなプレーを最近はできるようになってきたと感じています。結局、どの楽器を演奏していても、俯瞰すると「音楽」っていう大きな枠組みの中にいるんですよね。

大切なのは、第一歩を踏み出すこと

YMSで指導するようになったのは、2020年から。僕自身、学生の皆さんと一緒に学んでいる感覚がありますね。ずっと独学で音楽をやってきましたから、練習や演奏に正解はないっていう感覚があるんです。

もちろん、「こういう練習・演奏の方法があるよ」ということは教えますけれども、それを押し付けるんじゃなくて、学生自身が「やりたい」と思うことをしっかり受け止めて、そのためのベストな方法を一緒に考えたいと常に考えています。

学生のみなさんには、できるかどうかは考えずに、興味のあることにはどんどん挑戦してほしいです。やりたいと思ったときの瞬発力や熱量は、意図的に出せるものではありません。やってみてダメだったら、切り替えていけばいいだけ。とりあえずその第一歩を踏み出してください。

僕自身も、やりたいことがたくさんあります。ゆくゆくは、幅広い世代の方々に作品を届けられるように、映像でも表現できるようなマルチクリエイターになりたいと考えています。

僕が一方的に教えるだけじゃなくて、学生のみなさんからいろんなことを教えてもらいながら、一緒に成長できたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

YMS広報部YMS広報部

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