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横浜ミュージックスクール

「やってみたい!」がきっと見つかる!音楽系お仕事図鑑

目次

こんにちは!YMS広報部です。

音楽に関する仕事がしたい!と思っていても、
具体的にどんな職業があるのかあまりわからない人も多いと思います。

そこで今回は、音楽系お仕事を
プレイヤー&クリエイターに近しい「デビュー編」と、
彼らを支える側の「就職編」に分けてご紹介。
「やってみたい!」と思える職業を探してみてくださいね!

音楽系お仕事/デビュー編

バンドマン

これはもう説明不要ですよね。
ボーカリストやギタリスト、ベーシスト、ドラマーなど
複数名のミュージシャンからなるユニットに属して活動する人のことです。

最近では、King GnuやOfficial髭男dismが人気ですよね。
バンドマンになるためには、自分の担当するパートのスキルを
十分に磨いていくことが求められます。

シンガーソングライター

あいみょんさん、miwaさん、秦基博さんのように、
自分で作詞・作曲した楽曲を、自ら歌うアーティストのことを
シンガーソングライターといいます。

シンガーソングライターになるには、
一定の歌唱力はもちろん、
作詞や作曲に関する知識やスキルが不可欠です。

これらは独学でも身につけることができますが、
専門学校などで理論や手法を学ぶと、
効率よくクオリティの高い楽曲を産み出せるようになります。

専門学校に来て学ぶ意味については
こちらのブログでも記載していますのでご覧ください!

【長文注意】専門学校広報が真面目に考える。専門学校に通う意味。

動画/ライブ配信者

米津玄師さんが大ブレークを果たしたこともあり、
作詞・作曲、ボーカルだけでなく、
動画制作や配信などまでを一人で行うアーティストが
最近注目を集めています。

米津さんのようになるためには、
楽曲を作るためのスキルや歌唱力に加えて、
動画撮影や編集、そして配信に関する知識や技術も必要です。

生放送中心の動画配信者は「ライバー」と呼ばれており、
17 Live(イチナナ)やSHOWROOM、LINE LIVEといったアプリが多く使われています。

YouTubeにもYouTube Liveという生放送がありますが、
課金の機能性から、スマホアプリを利用しているライバーが多いです。

それぞれ音楽の著作権に対する規約が違いますので、
「歌ってみた・弾いてみた」ならYouTube、ニコニコ動画。
オリジナルや即興演奏ならSHOWROOMなどと、
それぞれの目的にあったサービスを使うのが好ましいです。

スタジオミュージシャン

ライブやレコーディングの現場で
サポートを行うミュージシャンのことを
スタジオミュージシャンといいます。

スタジオミュージシャンとして活躍するには、
バンドマン以上に高い演奏力と、人脈が必要です。

レコード会社やプロダクションに所属するほか、
フリーランスで活躍する方もいらっしゃいます。

いきなり会社に所属するのは難しいため、
フリーターとしてアルバイトをしながら、
演奏の機会を少しずつもらっていき、
ミュージシャンのお仕事だけで生活ができるようめざす方が多いです。

作詞家

レコード会社やアーティストなどから受けたオーダー通りに
作詞していくのが、作詞家としての仕事です。

そのためには、音楽的な知識、理論を
しっかり持っていなければ務まりません。

レコード会社に所属するほか、
作家やコピーライターなどの他業種を手掛けながら
作詞も行うという方もいらっしゃいます。

詞から作ることを「詞先」、曲から作ることを「曲先」といい、
作家として活動する場合にはどちらでも対応できるようにしなければなりません。

すでに与えられた曲から詞を作る「曲先」となると
文字数が決まっているため、苦労することもあります。

作曲家

作詞家と同じように、
レコード会社やアーティストなどからオーダーを受けて、
作曲を行う専門家です。

曲を作るためには、ギターやキーボードなどの
楽器をある程度演奏できるスキルが必要です。

最近では、パソコンを使って作曲するための
DTM(デスクトップミュージック)ソフトも
使われるようになってきました。

そして、依頼主のイメージ通りに作曲するためには、
音楽的な知識や理論が求められます。

ちなみにアイドルグループの楽曲の場合は特に
作詞家・作曲家を広く募集し、オーディション形式で楽曲が採用されることが多いです。

通常は応募した楽曲は、自身のSNSで公開することや、
他のオーディションへ応募できなくなることが多いので、
日頃から沢山の楽曲をストックしておくことが必要となります。

編曲家

オーダーのイメージに合わせて、
楽曲の完成度を上げるためのアレンジを行う職業を
編曲家といいます。

具体的には、演奏するときの楽器編成や
メインボーカルに対するコーラスなどを考案したり、
イントロ、間奏、アウトロなど楽曲自体の編成などを
考案したりしていきます。

そのため、総合的に楽曲イメージを演出するための
卓越した音楽的知識や理論が求められる職業です。

アイドルやシンガーの方が作曲となり、
「編曲:●●」といった記載がある場合、
メロディーをシンガー、その他のコードや
楽器、間奏をつけたりする部分は
すべて編曲家が行っているというケースもあります。

プロデューサー

アーティストや楽曲の方向性を
総合的に判断し、創り上げていく職業です。
秋元康さん、つんく♂さん、小室哲哉さんなどが有名です。

全ての判断を任せられるポジションのため、
音楽業界での圧倒的な経験と、
音楽的スキルやセンスがなければ務まりません。

日本ではあまり馴染みがありませんが、
海外のバンドではアルバムごとにプロデューサーが変わることもあり、
突然ポップバンドがロック調になるなど、
バンドの方向性が大きく変わることもあります。

それくらい大事な役職でもあり、
ある程度の知名度や実力が認められなければ、なることが難しい職業です。

音楽系お仕事/就職編

音響/PA

ライブなどで使用する音響機材に関する
全てのことを行う職業です。

マイク、アンプ、モニター、スピーカーなどの
搬入やセッティングや、
演奏される楽曲が最適な状態に聞こえるように
調整を行ったりします。

機材に関する専門知識などに加えて、
ライブに関わる全ての人と
円滑にコミュニケーションをとることができる力も
重要な要素になる職業です。

こちらもミュージシャン同様、
会社に所属する人とフリーランスで行う人がいます。

あまりイメージがないかもしれませんが、
PAや照明といったライブのお仕事は
どうしても長時間のお仕事になりやすいため、
アーティスト以上に体力を使うお仕事です。

ただ、ミュージシャンの音をほとんどコントロールできるという意味では、
やりがいの大きいお仕事かもしれませんね。

照明

ライブなどにおいて、
照明機材を駆使して
ステージを演出する職業です。

使用する機材に関する知識はもちろん、
どのようなタイミングで、
どの機材を使用すると効果的なのかなどといった
センスも求められます。

PAと同じく、
コミュニケーション力も必要な職業です。

レコーディングディレクター

CDやダウンロード配信などで販売する
音源の魅力を最大限に引き出す役割を担う職業です。

レコーディングする際、
プロデューサーなどの意向をもとにしながら、
自身の音楽的知識や経験などをもとに
ミュージシャンに歌や演奏に関する指示を出していきます。

プロデューサーと混同しやすい職業ですが、
レコーディングにおいて現場を仕切るのがディレクター、
アーティストの成功のために全体の指揮をとるのがプロデューサー
といったおおまかな違いがあります。

現場や会社によってはどちらかしかいない、ということもありますし、
あまり呼び名にこだわらずに、柔軟に動く方も中にはいらっしゃいます。

A&R/アーティストアンドレパートリー

一般的にはA&Rはレコード会社のスタッフを指します。
ただ、小さな会社でA&Rというと
「スタッフ業務をなんでもやる人」という意味合いもあります。

アーティストを発掘・育成をし、
楽曲が決まったらレコーディングを行い、さらに宣伝も検討します。

マネージャーとも本来は違うのですが、
こちらも小さな会社では兼任となっている場合もあります。
(マネージャーはお仕事スケジュールの管理が主な仕事です)

プロモーター

プロモーターは使う人によって意味が大きく変わる言葉です。

簡単には「宣伝する人」なのですが、
アーティストに近いところでは、レコード会社に所属するバンドやアーティストの
宣伝活動を行う職業のことを指しています。

もしかすると、イベントプロモーターという方をご存知の方もいるかもしれません。
こちらは、ライブやイベントの興業に、
沢山のお客さんを呼んで成功させるために宣伝をする職業となります。

どちらのプロモーターもテレビやラジオ、雑誌、ネットなど、
さまざまな媒体を使って
アーティストや楽曲、イベントを知ってもらう活動をします。

音楽的な知識はもちろん、マーケティング知識や収益の計算など、
営業マンとしてのビジネススキルが大きく問われます。

音楽ライター/編集者

音楽ライターは、
アーティスト自身やライブなどに関する記事を執筆する職業です。

音楽の知識はもちろん、
リサーチやインタビューを行うスキルや、
文章力および表現力が求められます。

編集者は、
音楽系ニュースサイトや雑誌などで展開する企画を考案します。
企画にあわせてライターを選んで記事執筆を依頼したり、
上がってきた記事に手を入れてブラッシュアップしたりするために、
より深い専門知識が必要な職業です。

ライブハウススタッフ

ライブハウスの管理および運営に携わる職業で、
その業務は多岐にわたります。

ホールスタッフは、
ライブが円滑に行われるように
来場者を誘導し、接客業務全般を担当します。
場所によっては飲食サービスも行っているため、
ドリンクや食事を用意することもあります。

ステージスタッフは、
音響や照明を担当します。

ブッキングスタッフは、
これから行われるライブの企画を考案し、
バンドやアーティストに出演依頼を行います。
ちなみに、ブックは「予約する」という意味で、
次のライブを予約するという意味合いで使われています。

ただ、ブッキングスタッフだけがライブを企画するわけではなく、
イベンターやプロモーターに内容を任せることもあります。

ライブハウスでは、出演キャンセルや機材トラブルなどが
起こることもしばしば。そんなときは、
スタッフ間でのチームワークが大切です。

楽器店スタッフ

楽器を扱う店舗で仕入れ、販売、接客を行う職業です。

どの楽器を買うか決めて来店する方のほか、
よくわからないまま来店する方、
何気なく来店する方もいらっしゃいます。

そんな方々に購入してもらうためには、
各種楽器に関する知識や、接客スキルが必要です。
専門学校生やバンドマンがアルバイトとして働いていることが多く、
人気の高い職業です。

クラフトマン/リペアマン

楽器店や楽器メーカーで、
ギターやバイオリンなどの楽器を
イチから作る職業をクラフトマン、
修理を行う職業をリペアマンといいます。

担当する楽器に関する知識や、
製作や修理に関する高度な技術、
音感などが求められます。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
やってみたい職業が見つかりましたか?

こちらで紹介した職業はまだまだ一部です。
現在では役職・職種というのもあまり正確ではなく、
実際には名前と違う仕事をされている方もいます。
プロデューサー&バンドマンという方もいれば、
PAもできるプロモーターさんもいらっしゃいます。
これはできないと決めつけずに、
ぜひいろいろとチャレンジしてみてくださいね。

自分に合うお仕事を見つけるのは大変なことですが、
まずは今楽しいと思えることに挑戦し、
そこから見つけていくのが良いと思っています。

こんな職業のことが知りたい!
YMSでこの職業をめざせるの?
など疑問やわからないことがありましたら、
お気軽にお問合せくださいね!

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この記事を書いた人

YMS広報部YMS広報部

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