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横浜ミュージックスクール

高校軽音楽部について語ろう。

目次





こんにちは。
ゲームセンターのドラムマニアでドラム始めました 広報部わい です。




広報部わい はちょくちょく、
高校の軽音楽部に出張しています。












やっぱり音楽専門学校の先生たるもの、
軽音楽部がどのような部活をしているのか
を知りたいからです。


偉そうに
ちょこっと指導とかもさせて頂いています。








ということで、
今回は高校の部活について少しお話しします。




すでに高校生で軽音部に入られている方からすると、
「いや、知ってるし」という内容かもしれませんが、
そうではない方からすると、なかなかカルチャーショックかもしれません。


ちょっと真面目な内容になってしまいましたが、
どうぞ最後までご覧ください。








最近の軽音楽部は本当にレベルが高いです。
というか神奈川県(と、東京都)のレベルが高いです。






広報部わい は軽音楽大会の審査員としても呼んでいただくことがあるのですが、
各バンド、本当にレベルが高いなぁと驚かされます。






そもそも神奈川の軽音大会って、
どれくらいバンドが出場するのでしょうか?




















その数、
なんと200バンド(主な大会に限りますが)
決勝で演奏できるのは1割程度という狭き門です。






ちょうど今、
全国高校野球選手権大会(俗に言う甲子園)
が行われていますが、

神奈川県の高校の出場数とほぼ同じでした。。
(こちらも約200校)




軽音大会は1校で複数のバンドがエントリーできるため、
純粋には比べられませんが、それでもこの規模です。






また、近年では、
軽音楽部員>吹奏楽部員
という学校も多くあり、

実は軽音部はかなりの人気部活なのです。







人数の多い学校になると、100名近い部員がいる学校もいるとか。
(但し、専門学校に進学する人は年々減少しています。。涙)








そんな状況で切磋琢磨しているとのことなので、
やっぱりレベルが高くなるのも良く分かります。


















神奈川・東京以外の大会では、
まだまだコピーの上手さを競う大会というものも多いですが、

神奈川ではガッツリ、オリジナル曲審査です。
そもそも、
コピーでは大会に出場できなかったりします。




ですが、そこはさすが神奈川。


競合校ともなると、もはやレベルが違います。


・高校1年生からオリジナルを作る

・バンドそれぞれコンセプトがある
(歌謡曲バンド、ダンスミュージック、正統派ポップス、マキシマムザホルモン系など、、)

・5人編成だと3声コーラスにドンドンチャレンジ

・間奏で変拍子ガンガン入れてくる

・そもそも演奏でミスしない


などなど、「もうすでにデビューできるんじゃない・・・?」
というようなバンドも多く、本当に驚きます。

*前に伺った学校では、デジタルミキサーを生徒がiPadで操作して音響やってました。。








広報部わい も軽音楽部に入っていましたが、
そもそも高校時代にオリジナルを作ったことがなかったので、
良くこれだけの作曲ができるなぁと感心してしまいます。

*広報部わいの軽音楽部は、ガッツリとブルースを弾く部活で、順調に友達がいなくなりました。







そんなすごい高校軽音楽部ですが、
10年前と変わったなあと思うことも多くて、

軽音部に入っていなかった方からすると「マジ?」と思う内容かもしれませんが、
1番変わったところだと、






軽音部員はほぼ女子

というところでしょうか。










例えば、
ある大会に30バンド出ると、
男子バンドは5つくらいしかいません。
残りはガールズバンドか、男子1人〜2人だけみたいな。。




やっぱりアニメ『けいおん!』の影響でしょうか。
あの辺りからだいぶ女子が増えてきたように思います。
(『けいおん!』の開始は10年前ですが)


本当に今では男子バンド、捜索願です。














演奏される楽曲のジャンルも変わってきたように思います。
当たり前ですが、
その時流行っているアーティストの影響が強く出ていると思います。

10年くらい前だと、

・MONGOL800
・GOING STEADY
・ガガガSP
・Hi-STANDARD
・10−FEET
・GO!GO!7188

などに代表される、
テンポの早いパンク、ロック系のバンドが多かったです。
(全部ワカル人は同世代ですね)




ちなみに、
今はこういうバンドがほとんどいなくなってしまいました。










数年前〜最近までは

・KEYTALK
・フレデリック
・ヤバイTシャツ屋さん
・ポルカドットスティングレイ


など、
非常にノリの良いダンスBEAT(いわゆる4つ打ち)
のバンドが多かったです。




こちらのジャンルはまだまだ多い印象ですね。
ライブや文化祭などでも盛り上がりますし。






ただ本当にここ最近ですが、ダンスミュージック系から少しずつ離れてきて、
ミディアムテンポや3拍子の曲が増えてきたように思います。

・back number
・official髭男dism
・米津玄師
・あいみょん

この辺りのアーティストの楽曲の影響もあるように感じます。

パンチのあるキラーチューン!というような曲ではなく、
肩ひじ張らないような
楽曲が増えてきたのが今時っぽいでしょうか?
(アルバムの2曲目にありそうな、、って表現はもう伝わらないですかね…)






あとはまだまだ少ないですが、

・Suchmos
・King Gnu

のような
おシャレ技巧派のバンドも注目を浴びていますので、これから増えていくかもしれません。
ただ、演奏が本当に難しいので。。




広報部わい も
迂闊に手を出してしまった高校生バンドをたくさん見てきました。


チャレンジは凄く良いことなのですが、
大会で自分たちのオリジナルまで仕上げるには
難しすぎるジャンルだと思います。。
















と、ここまで語りましたが、
意外と流行りの割に、軽音バンドとして見かけないのが、

・ONE OK ROCK
・MY FIRST STORY

的なロックバンドです。


演奏やボーカルが難しい
のは勿論ですが、ロックバンドがあまり多くないのが高校の大会の特徴な気もします。




まぁ、
そもそも女子部員が多いので当たり前なのかもしれません。








男子!
バンドも楽しいよ!!













ということで、もっともっと語りたいところですが、
あっという間に長くなってきたのでこの辺りにしましょう。




また10年後はどうなっているのでしょうか?

個人的にはそもそもバンドが衰退しないことを切に願いつつ、、(苦笑)
ということで今後どうなっていくかに期待しながら、、












*最後におしらせです。




そんなレベルの高い、
(元)高校生の演奏が聞けるイベントがあります。




YMSが主催する高校生バンドコンテスト、
【KANAGAWA BANDSHIP】
https://www.yms.ac.jp/kbs/




こちらに出演して頂いた、
元・高校生の皆さんのために企画したイベント、


その名も

【KANAGAWA BANDSHIP 後夜祭】

を開催します。



*写真はイメージです。












高校時代にあれだけ部活に打ち込んだ方が、
音楽から離れちゃうのは勿体ない!
と思って大学生皆さんの為に企画しました




もはやYMSが若干関係ない気もします。
広報部わい の仕事って何?
という話ですが、いいんです。

楽しいことをやりましょう。




イベント詳細
______

【KANAGAWA BANDSHIP 後夜祭】
8月19日(月)
14時 OPEN

会場はJR関内駅のライブハウス BAYSIS
http://www.yokohamabaysis.com/

チケット代1000円(ドリンク付き)

______


Twitterは
@KANAGAWAReunion

もしくは
BANDSHIP 後夜祭
と検索ください!




もちろんどなたでもご入場頂けますので、
ご家族、友人、YMS生、卒業生、などなど、皆さまぜひお越しください!!


広報部わい も1日ニコニコしながらライブを眺める予定です。




お酒、我慢できるかな。。

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この記事を書いた人

広報部わい広報部わい

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