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横浜ミュージックスクール

【初心者のための】音楽はじめよう!「DTM」編

目次

こんにちは!YMS広報部です。

音楽が大好きで、自分でもやってみたいけど、
はじめ方、やり方が分からない……
という人たちのための「音楽はじめよう!」企画ですが、
今回のテーマは「DTM」です。

DTMは「デスクトップミュージック(Desk Top Music)」の略です。
ざっくり言えば「パソコンで制作する音楽」ということです。

自分の楽曲をつくるとき、一昔前なら、
実際に楽器を演奏して、本格的な専門機材で録音や編集をすることが必要でした。
しかし、いまはパソコン上でそのすべてを行うことができます。
そうして作られた曲や制作手法を「DTM」と呼びます。

それでは早速、DTMの作り方を紹介していきます。

1.機材やソフトを揃える

●パソコン
DTMが「パソコン上で作る音楽」の意味なので、
パソコンは必要不可欠です。

パソコンには「OS」と呼ばれるシステムが複数存在しますが、
一般的に使われているのは「Windows」か「Mac」のどちらかです。

どちらでもDTMは作れますが、
古いバージョンの「OS」だった場合、必要なソフトが使えないこともあるので
なるべく新しいOSのパソコンを用意したほうがいいでしょう。

最近はスマホやiPadなどのタブレットで作るDTMも増えていますが、画面が小さくて作業しにくいことや、いろいろ機材が増えてきたときに拡張できない問題があることから、スマホやタブレットだけで制作するのはあまりおすすめしていません。

予算の問題で最初はスマホしかない!という場合でない限りは、パソコンを購入したほうがいいでしょう。

●DAW
DAWは、デジタル・オーディオ・ワークステーション(Digital Audio Workstation)の略で、パソコンを使って音楽制作・編集をする際に使うソフトの総称です。

パソコン同様、DAWもDTM制作には必要不可欠です。
無料からプロ仕様の高価なものまで、機能も値段もさまざまなので、
まずは無料のソフトを用意することをおすすめします。

YMSでは「Cubase」「Logic」の人気DAWに加えて
「Pro Tools」「GarageBand」も授業で取り扱っています。
先生によっては「Studio One」など他のDAWに精通している方もいらっしゃいますが、
主に授業で扱うのは上記4種類となります!

●オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、
ギターやベース、キーボードの演奏音源や、マイクのボーカル音源を、
高音質のままパソコンに入力するための機材で、
DTM制作には欠かせないものです。

この機材の値段もさまざまです。
自分なりにリサーチして、評判の良いものを選んでみましょう。

●ヘッドフォン/スピーカー
DTMを制作していく際に、その音源を確認する機材が必要です。
ある程度の大きさで音源を流せる環境なら、スピーカーでもいいと思いますが、
そうでない人はヘッドフォンを用意しましょう。

ヘッドフォンのオススメは「モニターヘッドフォン」という種類です。
最近のヘッドフォンは自分好みに低音や高音を調整できるものや、元から声と楽器のバランスが良く聞こえるように調整されているものが多いです。
でも、そのようなヘッドフォンで作曲してしまうと、他の人が聞いた時に低音が強すぎたり、ボーカルの声が弱すぎたりといったことが起きてしまいます。

これを避けるために、できるだけ「元の音を忠実に再現する」ために作られているのがモニターヘッドフォンです。

作曲をされるなら、一つ持っているとよいかもしれません!
YMSでは世界標準と言われるSONYのMDR-CD900STというヘッドフォンを用意しています。

スマホで使っているイヤホンがBluetooth対応の場合は、パソコンに繋げられますが、Bluetoothの規格が古いものは音質や接続性が低いこともありますので、できれば5.0以上のものを選ぶ方が良いかと思います(2021年現在、Bluetooth5.2が最新の規格となります)。

●MIDIキーボード
MIDIキーボードは、パソコンに繋げることができるキーボードで、
鍵盤を使ってDAW内の音源を作っていくことができます。

ギターやベースなどの楽器が弾けないという人でも
「ド」の音を押さえれば「ド」が鳴るので、
気軽に作曲や編曲を行えるようになります。

また、打ち込み系の音を作るときにも大活躍します。

こちらも仕様や機能によって価格が違ってくるので、
作りたい楽曲や、予算に合わせて選んでいくといいでしょう。

2.楽曲をつくる

機材が用意できたら、いよいよ楽曲制作です。
どんな曲を作りたいかイメージを膨らませて、
メロディラインやコード進行を組み立てていきます。

初心者が作る際には、まずは口笛でもいいので、
メロディから作ったほうがいいかもしれません。
メロディが浮かんだら、スマホなどで録音してみましょう。
それらをもとに、DAWでメロディを打ち込んでいきます。

メロディができたら、コード進行を考えていきましょう。
コード進行にはさまざまな理論があり、初心者には難しい部分もあります。
まずは直感で合わせてみながら、修正していくのもいいかもしれません。

逆に、コード進行から考えて、メロディを後から合わせていくという方法もあります。
やりやすい順番で、自由にやってみてください。

初心者の方は、まずは1曲を作ろうとせずに、
サビのメロディとドラムのビート(できればピアノかギターでのコード付けも)を作ることを目標にしてみてください。
それでもDTMの第一歩としては十分で、楽しさがわかってくるかと思います。

もし、歌詞まで作れたのであれば、ボーカルも録音してみましょう!

3.ミックスする

ミックスとは、ギターやベース、キーボード、ドラム、ボーカルなど
それぞれの音源の音量や音質を調節し、イメージ通りにまとめていく作業です。

初心者には割とハードルが高い作業ですが、
とにかく慣れることが必要です。
1曲を悩みすぎると疲れてしまうので、
8割の力で完成させることを目標にやってみましょう。

別の楽曲にどんどん取り組んで、経験を増やしていくことが上達のコツです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
DTMは、パソコンといくつかの機材やソフトがあれば
気軽に作れますが、より良い楽曲を作っていくには、
経験や知識、技術が必要になってきます。

特に音楽理論だけでなく、楽器やパソコンの知識となるとなかなか難しい問題が多いので、
人に聞きたくなることが増えると思います。

YMSでは、DTMに関する専攻はもちろん、理論から制作、ミックスなどの授業を多数用意しています。
また、専攻に限らずギターやベース、キーボードなどの楽器演奏についても学べるので、
音楽を楽しみながら知識も身につけることが可能です。

興味を持たれた方は、ぜひ一度お問合せください。
みなさんのDTMライフがより良いものとなれば嬉しいです!

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この記事を書いた人

YMS広報部YMS広報部

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